旧大綱小学校田麦俣分校を廃校利用のコミュニティスペースとしてリノベーションし、2010年4月に「たにしの楽校」がオープンしました。
運営は、「たにしの楽校保存会」によって行われ、各種催しが行われています。
磐梯朝日国立公園の月山、湯殿山の麓にある田麦俣地区。その山間のこぢんまりとした集落を見下ろす高台に「たにしの楽校」はあります。「たにしの楽校」は、だれもが気軽に立ち寄れるコミュニティスペース。イベントや催しを通して、また、自然や里山との触れ合いなど、様々な集い方で人々の交流を生む場として生まれました。
「たにしの楽校」では、写真、絵画を展示するギャラリー、詩や俳句の朗読会、映画の上映会など、地域の方はもちろん、遠くからも多くの方が訪れ、美しい風景や懐かしい校舎とともにひとときを過ごされています。
みすゞ文庫は、大正から昭和にかけて活動した童謡詩人・金子みすゞ(1903-1930)の展示コーナーです。「こだまでしょうか」「私と小鳥と鈴と」など、弱きものへの慈愛に満ちた詩が今なお多くの人に愛される金子みすゞさん。地域の方や訪れる方にそのみすゞ作品のすばらしさに触れてもらう場として、また、愛読者の方々の交流の場として、たにしの学校に開設しました。