津軽地方では、冠婚葬祭、田植えなど、女性達がそれぞの家に伝えられてきた津軽伝統の味を互いに教えあう風景が昭和の中頃まで盛んにありました。しかし最近はそのような機会も少なくなり、地域の伝承料理が失われようとしています。そこで世代を超えて若い人達に古き良き津軽伝統の郷土料理を伝えようと設立された津軽あかつきの会。
地元でとれた新鮮野菜等の食材を基本に塩漬け、乾燥野菜等保存食も取り混ぜ春夏秋冬季節感を盛り込んだお膳料理に仕立てお出ししています。
料理を提供する民家があるのが弘前市の石川地区。弘前城が築かれる前、津軽の中心地であった石川城下の町にあり、古津軽という雰囲気の趣のある地区です。