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伊勢参りの超穴場スポット!瀧原宮(たきはらのみや)でパワーチャージ

特産品、老夫婦で楽しむ、自然が豊富、夫婦で楽しむ

混雑とは無縁。静寂と威厳に満ちあふれた2つの宮

 古くから「お伊勢さん」として親しまれている伊勢神宮。実は神宮はひとつのお宮を指すのではなく、内宮・外宮を中心に、14の別宮と109の摂社・末社・所管社から成り立っている125社の総称だというのをご存知でしたか?全部あわせた伊勢神宮の宮域はなんと5500ヘクタール、伊勢市の約4分の1にも及びます。

 今回ご紹介するのは、大紀町にある瀧原宮と滝原並宮。伊勢神宮外宮から車で40分ほどのところに位置し、古くから皇大神宮の遙宮(とおのみや)と称されているのは、内宮・外宮から距離的にも遠いからでしょうか。ここはかつて、倭姫命が天照大神を祀るためにふさわしい土地を探し求めていたときに、大河の瀧原の国の美しさに感銘を受け、瀧原宮を建てたのが始まりと言われています。

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 数ある社の中でも瀧原宮が特別だと言われるのは、それが内宮の作りとそっくりだから。厳かな雰囲気に包まれた長い参道、参道の脇に流れる清流。周辺は深い森が広がり、凜とした空気に神々しさすら感じます。

内宮のミニ版とも言われる瀧原宮を参拝する

 瀧原宮の入り口の目印となるのは道の駅「きつつき館」。ここから600メートルほど進んだところに瀧原宮があります。

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 瀧原宮の前に駐車場もあり10台ほど停めることができますが、混雑時はきつつき館の駐車場に停めるといいでしょう。

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 参道は600メートルもあり、静謐な雰囲気が漂います。ゆっくり歩いていくと、徐々に日常の雑念が頭から消えていくよう。

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 しばらく行くと、御手洗場の看板があり、指示通り右に曲がると頓登川の清らかな流れが。ここで手や口を清めることができます。内宮における五十鈴川とほぼ同じ。遠く離れたこの地に内宮と同じような作りで社が建てられたなんて感動ですね。

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 さて、この社には、瀧原宮、瀧原並宮、若宮神社、長由介神社があり、参拝の順番が決められています。

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 まずは瀧原宮に参拝。こちらは、天照大神御魂(あまてらすおおみかみのみたま)を祀っています。天照大神は太陽を神格化した神とも言われており、日本の神様の中で最高位の地位を占める神様です。弟の須佐之男命の暴挙に怒り、天岩戸に隠れ世界を闇に包んでしまったという神話は有名ですね。

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 その次に参拝するのが瀧原並宮。実はこちらの祭神も天照大神御魂です。この2つの宮の歴史はとても古く、「倭姫命世紀」によると、約二千年前にまで遡ります。

 その次が若宮神社。祭神は水の神と言われる若宮神で、瀧原宮の右奥にあります。この神社を参拝してから最後に手前の長由介神社にお参りします。長由介神社の祭神は神饌(みけ=食べ物)の神。長生きの神という民間信仰もあったようです。

  さて、参拝を終えてみて、この宮が新しいことに気づくでしょう。内宮と外宮が20年に一度殿舎を新しくする「式年遷宮」を行うことは有名ですが、実はこの瀧原宮、瀧原並宮でも同じように遷宮が行われるのです。最近では2014年(平成26年)秋に行われ、現在の位置の隣に広く空いた敷地がありますが、そこがかつて古殿があったところです。

  伊勢神宮参拝というと、内宮、外宮を巡るということが真っ先に頭に浮かびますが、こうした他の宮も巡ってみると、より一層伊勢神宮のスケールの大きさがわかります。

参拝後は道の駅で特産品をゲット

 参拝後は、瀧原宮の入り口にある「道の駅 きつつき館」は、地元の特産品を物色してみましょう。野菜やお米、お総菜などが並び、地元の人々の御用達です。

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 お土産として人気なのは、大紀町産のハーブを使ったハーブティーや、お伊勢参りの常備薬「伊勢ノ国 万金丹」。和漢植物をブレンドした生薬で、胃薬として昔から重宝されてきました。この薬や薬成分を配合した飴はお土産にもぴったり。

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 また特産のラベンダーを使った、ラベンダーソフトは色合いも爽やか。香り豊かなラベンダーの風味を楽しんでみてはいかがですか?

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