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ラーメンだけじゃないグリーン・ツーリズムの街「喜多方」を満喫

農村体験、家族で楽しむ、山間

福島県の北西部、会津盆地の北に位置する喜多方市

会津若松市から北に向かって長く続く会津盆地。山に囲まれた広大な田園地帯のその北側に位置するのが今回の訪問先「喜多方市」です。喜多方ラーメンが有名ですが、農山村体験を楽しむ旅行「グリーン・ツーリズム」を推進する街として、もう一つの魅力を提供しています。

一直線の道路の先に広がる会津盆地と喜多方の街「恋人坂」

恋人岬から会津盆地を見下ろす

喜多方市中心部から東側の熊倉地区は肥沃な会津盆地の田園地帯が広がっています。雄国山(おぐにやま)に向かって緩やかな坂を上っていくと一直線の道路とその先に喜多方の街を端から端まで見渡せる名所「恋人坂」が、そして恋人坂のさらに上まで車を走らせると食事と休憩ができる施設「満天テラス」があります。デッキからの眺めがまるで、大湖を思わせる会津盆地に突き出した岬のようだということで、カップルが訪れる絶景ポイントとして「恋人岬」と命名されたそうです。

ラーメンだけじゃない喜多方は蕎麦が美味い

ラーメンの街として有名な「喜多方」ですが、田園地帯から雄国山方面に向かう道路の脇には蕎麦畑が点在しています。満天テラスで味わった香り高く喉越し良い「雄国そば」。米と並ぶ喜多方が誇る地産地消の特産品の一つです。

新宮熊野神社長床(ながとこ)

樹齢800年以上といわれる大イチョウや国の重要文化財指定、約千年前に建立されたという吹き抜けの「長床」と呼ばれる神社の拝殿に圧倒されます。雪深く寒冷地の喜多方、大昔この吹き抜けの拝殿の中で一体何が執り行われていたのか、想像をかき立てるお社でした。

道の駅 喜多の郷

喜多方の中心部から車で北へ車で約10分の国道121号線沿い、喜多方の観光の拠点の一つ「道の駅 喜多の郷」があります。道の駅の機能である観光案内所やトイレの他、売店、レストランふるさと亭、日帰り温泉「蔵の湯」、展示館「四季彩館」など立ち寄ってみたくなる施設が備わっています。

  • 道の駅喜多の郷全景

喜多方に来たなら農家民宿で宿泊体験してみよう!

グリーン・ツーリズムが盛んな喜多方市では、農村体験が楽しめる農家民宿に泊まってみることをお勧めします。ご紹介するのは、喜多方市の西部慶徳地区にある大川荘です。へら鮒の釣り場として釣り客で活気を帯びた宿は、近年は教育旅行で訪れる中高生や外国人旅行者の受け入れ先として喜多方グリーン・ツーリズムには欠かせない存在となっています。

宿泊は(一社)喜多方観光物産協会グリーン・ツーリズムサポートセンター(TEL 0241-24-4488)にお問い合わせください。

リンゴの収穫体験やクラフト体験も楽しめる

お米や蕎麦、農産物には事欠かない喜多方ですが、寒暖差の激しい気候が美味しいりんご栽培に最適な土地でもあります。袋を掛けず樹上完熟させた「サンふじ」は、がたっぷりで香り高く濃厚な味わいです。
また、講習施設「岩月交遊館」では、森林伐採により発生する間伐材を利用し、かわいらしい木工クラフト体験ができます。

体験は(一社)喜多方観光物産協会グリーン・ツーリズムサポートセンター(TEL 0241-24-4488)にお問い合わせください。

体験は(一社)喜多方観光物産協会グリーン・ツーリズムサポートセンター(TEL 0241-24-4488)にお問い合わせください。

喜多方伝統的建造物巡り

市内中心部を流れる田付川を渡ると小田付(おたづき)重要伝統的建造物群保存地区には、通りをメインに喜多方の歴史が刻まれた建物が数多く点在しています。喜多方観光のマップを手に入れ、古さの中に温かさが感じられる建造物を巡りながら散策を楽しみましょう。

最後にもう一つ、喜多方のオススメといったら?

それは、日本酒です。喜多方は美味しいお米がとれる産地であることはもちろんですが、市北側に連なる飯豊連峰の雪解け水が豊かな伏流水となって喜多方の街に名水をもたらし、杜氏達の手によって銘酒が醸し出されます。喜多方全体では11蔵元がその歴史と技術を脈々と受け継ぎ、喜多方の美味しい酒を造り続けています。

  • 大和川酒蔵
  • 大和川酒蔵
  • 小原酒造
  • 小原酒造

今回の訪問場所をマップで紹介

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