当機構では、都市と農山漁村の交流促進や地域活性化を支援することを目的に、2012年度より全国各地にて廃校活用セミナーを開催してきました。今年度は、地域づくりの先進地である和歌山県田辺市の「秋津野ガルテン」を会場に開催いたします。
セミナー前半は、全国の廃校活用の事例紹介、及び、和歌山県内における「福祉」「移住就業」「交流」をテーマとする3カ所の事例報告を通じて、廃校活用の在り方を学びます。 また後半は、「食農価値共創・域学連携」「SDGs・農村ツーリズム」「コミュニティビジネス・農村RMO」をテーマに、地域づくりの在り方を学びます。
【主催】 一般財団法人都市農山漁村交流活性化機構 (愛称 まちむら交流きこう)
【後援】 和歌山県、和歌山大学食農総合研究教育センター
2024廃校活用セミナーin和歌山 開催要領及びプログラム(PDF)
12:00~13:00 ◇開場・受付
13:00~13:05 ◇開会
13:05~13:50 ◇事例紹介「全国における廃校活用の取り組み紹介」
・講師 畠山 徹 (一般財団法人都市農山漁村交流活性化機構審議役)
13:50~14:00 休憩
14:00~14:50 ◇事例報告Ⅰ
「障がい者就労支援ハピラブ・宿泊施設NeastSide (旧市鹿野小学校/和歌山県白浜町)
・講師 末永 将大 (一般社団法人み・ゆーじ代表理事)
14:50~15:00 休憩
15:00~15:50 ◇事例報告Ⅱ
「有田川町移住就業支援拠点施設しろにし」(旧城山西小学校/和歌山県有田川町)
・講師 白川 晶也 (一般社団法人しろにし理事)
15:50~16:00 休憩
16:00~16:50 ◇事例報告Ⅲ
「交流センター太田の郷」(旧太田中学校/和歌山県那智勝浦町)
・講師 石田 一 (交流センター太田の郷事務局長)
17:30~19:30 ◇交流会
09:00~09:05 ◇講師紹介
09:05~09:35 ◇Talk sessionⅠ 「食農価値共創と域学連携」
・講師 岸上 光克 (和歌山大学経済学部教授、食農総合研究教育センター長)
09:35~09:40 休憩
09:40~10:10 ◇Talk sessionⅡ 「地域課題を解決するツーリズムの展開」
・講師 井上 弘司 (CRC合同会社地域再生診療所所長、地域力創造アドバイザー)
10:10~10:15 休憩
10:20~10:50 ◇Talk sessionⅢ 「地域づくりからコミュニティビジネスへ」
・講師 木村 則夫 (農業法人株式会社秋津野代表取締役)
10:50~10:55 休憩
10:55~11:25 ◇フリートーク(意見交換)
11:25~11:30 ◇閉会
当機構では、2012年度より全国の廃校活用に係る情報収集や現地調査を毎年実施し、「全国廃校活用MAPの公開」、「まちむらnote テーマ別事例紹介」、「里の物語 廃校活用施設紹介」等による各種情報提供を行っております。
事例紹介では、まちむら交流きこう業務第1部審議役 畠山 徹より、最新の動向を踏まえ「全国における廃校活用の取り組み」をご紹介いたします。
◆「障がい者就労支援ハピラブ・宿泊施設NeastSide」 (旧市鹿野小学校/和歌山県白浜町)
旧市鹿野小学校(2017年閉校)を福祉事務所及び宿泊研修施設としてリノベーションし、2021年に「障がい者就労支援ハピラブ(就労継続支援B型事業所)」、「宿泊施設NeastSide」がオープンしました。開設運営は、一般社団法人み・ゆーじ(貸付)により行われています。
事例報告では、講師として一般社団法人み・ゆーじ代表理事 末永 将大氏をお招きし、開設の経緯、施設改修や運営内容等についてご報告いただきます。
◆「有田川町移住就業支援拠点施設しろにし」(旧城山西小学校/和歌山県有田川町)
旧城山西小学校(2017年閉校)を移住就業支援施設としてリノベーションし、2023年に「有田川町移住就業支援拠点施設しろにし」がオープンしました。開設は有田川町が行い、運営は、一般社団法人しろにし(委託)により行われています。
事例報告では、講師として一般社団法人しろにし理事 白川 晶也氏をお招きし、開設の経緯、施設改修や運営内容等についてご報告いただきます。
◆「交流センター太田の郷」(旧太田中学校/和歌山県那智勝浦町)
旧太田中学校校舎(2000年閉校)を交流拠点としてリノベーションし、2016年に「交流センター太田の郷」がオープンしました。2024年には、旧講堂を酵食品の加工場や地域内外との交流、新規営農者育成の拠点としてリノベーションし、「ホールくまのざくら」がオープンしました。開設運営は、太田寄合会(建物譲渡)により行われています。
事例報告では、講師として交流センター太田の郷事務局長 石田 一氏をお招きし、開設の経緯、施設改修や運営内容等についてご報告いただきます。
トークセッションでは、地域づくりに携わる3人の講師をお招きし、各テーマ別にお話を伺います。
<講師プロフィール>1977年生まれ。兵庫県伊丹市出身。和歌山大学経済学部卒業後、大阪府立大学大学院農学生命科学研究科、関西計画技術研究所、田辺広域市町村圏健康・観光産業クラスター推進協議会を経て、2013年より独立行政法人水産大学校専任講師に着任。2016年、和歌山大学地域活性化総合センター食農総合研究所に着任。2024年現在、学長補佐、紀伊半島価値共創基幹副基幹長、地域協働ネットワークセンター長、地域協働ネットワークセンター地域力創造支援室長、食農総合研究教育センター長を務めている。専門は、地域づくり戦略論、食品流通論、都市と農山漁村の交流・協働。
<講師プロフィール>1952年生まれ、長野県飯田市出身。長野県飯田市役所に勤務し、産業経済部エコツーリズム推進室長、企画部企画幹等を歴任し、ワーキングホリデーいいだ、南信州あぐり大学院、南信州観光公社等の飯田型ツーリズム事業の仕組みづくりに尽力し、2008 年退職。同年、「CRC合同会社地域再生診療所」を開設し、代表執行役に就任。国の観光カリスマ百選(内閣府/国土交通省)、地域活性化伝道師(内閣府)、地域力創造アドバイザー(総務省)を歴任し、観光・ツーリズム・6次産業化・雇用創造・中山間地域振興等をテーマに全国各地にて講演・助言指導を行っている。
<講師プロフィール>1955年生まれ。和歌山市田辺市出身。大手の農業機械販売会社を退職後、家業の農業を継ぎミカン・柑橘、梅を栽培・販売する専業農家となる。地元JA紀南青年部パソコン班の一員として、農業情報利用の研究および先進的農家との情報ネットワーク化を図る。1999年、柑橘と梅の産地である秋津野地区有志で秋津野直売所「きてら」を開設。2006年、秋津野直売所「きてら」の年商1億を契機に「農業法人株式会社きてら」を設立、法人化により事業の継続性を高める。2008年、旧上秋津小学校校舎を活用した都市農村交流施設「秋津野ガルテン」の整備に伴い、地域内外から出資を募り、「農業法人株式会社秋津野」を設立する。2024年現在、「農業法人株式会社きてら」代表取締役副社長、「農業法人株式会社秋津野」代表取締役社長、「秋津野地域づくり協議会」会長を務めている。
【会場/秋津野カルテンの紹介】
旧上秋津野小学校校舎を都市と農村の交流を目指したグリーン・ツーリズム施設としてリノベーションし、2008年に「秋津野ガルテン」がオープンしました。運営は「農業法人株式会社秋津野」により行われています。主な施設として、木造校舎、中庭、農家レストランみかん畑、農ある宿舎(宿泊棟2棟)、秋津野グリーンオフィス、駐車場等で構成されています。
<セミナー会場>
・セミナー会場は、秋津野ガルテン内の木造校舎2階研修室「上山学級」となります。木造校舎は、国指定登録有形文化財となっています。
<交流会>※希望者のみ
・交流会会場は、秋津野ガルテン内の木造校舎1階交流室となります。食事は、地産地消にこだわり、食材は農園部がつくる野菜や、地元の直売所『きてら』で出荷されています地元野菜などを中心につかい、地元のお母さんたちが料理をつくるスローフードをご提供いただきます。
<宿泊>※希望者のみ
・宿泊は、秋津野ガルテン内の宿泊棟となります。各部屋はバス/トイレ(ウォーシュレット)/洗面台/金庫/エアコン/ドライヤ/換気扇が完備され、各種アメニティグッズ(歯ブラシ/フェイスタオル/バスタオル/浴衣等)が用意されています。朝食は、秋津野ガルテン木造校舎1階交流室又は秋津野ガルテン「農家レストランみかん畑」となります。
<車>※最寄りインター「阪和自動車道 南紀田辺IC」
◇南紀田辺IC→秋津野ガルテン/国道42号~県道29号~県道209号_4.6km/約10分
<鉄道>※最寄り駅「JR紀勢本線 紀伊田辺駅」
◇新大阪↔紀伊田辺駅/特急くろしお_約2時間10分
<タクシー>
◇紀伊田辺駅↔秋津野ガルテン_約5km/15分
<路線バス>※最寄りバス停「上秋津」、バス停から秋津野ガルテンまで約400m徒歩6分
◇紀伊田辺駅↔上秋津/龍神バス(龍神線)_約15分-1日5便
[紀伊田辺駅発12:00→上秋津着12:11]2023年4月1日改正
[上秋津発12:55→紀伊田辺駅着13:11]2023年4月1日改正
※詳しくは、龍神バスHPをご覧いただき、時刻表をご確認ください。
※会場:「秋津野ガルテン」 和歌山県田辺市上秋津4558-8/TEL: 0739-35-1199
一般財団法人都市農山漁村交流活性化機構 全国廃校活用セミナー事務局
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