焼き物で有名な町、栃木県益子町にある道の駅ましこ。地元育ちの新鮮野菜や加工品、工芸品を揃えている人気の道の駅です。
今回ご紹介するとろたまブリュレ6個セットの内2個は、可愛らしい益子焼の小さな釜の器に入っています。ところで、クレームブリュレというスイーツの名前を聞いたことはありますか?ご存じの方もいるとは思いますが、それではプリンとの違いは何でしょうか?
そもそも「ブリュレ」という名前は、フランス語で「焦がした」という意味。クリームの上に砂糖などを敷いてバーナーやグリルなどで焦がす調理法の事。正式な名前は「クレームブリュレ」で「焦がしたクリーム」という意味です。プリンとクレームブリュレの違いは、プリンは牛乳と全卵から作られているのに対して、クレームブリュレは生クリームと卵黄で作っているのです。そのためクレームブリュレの方が濃厚。リッチな味が好みの方はクレームブリュレを一度お試しいただければと思います。
ふわふわ、とろとろなブリュレ。こだわり益子産の濃厚な卵黄と栃木県産牛乳が生み出す極上のクリームをご堪能ください。また、密度が高い仕上がりになっているので、大変食べ応えがあり満足感が高いと評判の逸品です。
そもそも益子町役場より、町を代表するスイーツを作ってほしいという要請で始まったのが開発のきっかけ。
課題を受けた道の駅ましこの加工部門担当者である高橋裕也さんは、県内外で高い評価を得ている薄羽養鶏場の濃厚な卵黄でブリュレを作ることを決め、試作に取りかかりました。しかし、試食に参加した人の意見を取り入れた試作品はどれも町を代表するスイーツとは程遠い特徴のない味に。そこで高橋さん1つの決断をします。
「自分が本当においしいと確信する極端に濃厚で、他にはないようなものを作ろう。」
その旨を関係者に説いて回り、理解を得ることに成功。1個のブリュレに卵黄を1つ以上入れるなど、とにかく濃厚さにこだわりました。
完成した商品は他には無い滑らかで濃厚な味が評判となり、たちまち人気商品になりました。ぜひとも高橋さんこだわりの濃密なとろたまブリュレを味わいください。
高橋裕也さん
益子町を代表するスイーツを作ろうという事で開発された「とろたまブリュレ」。かつて大変人気を博していたその味を再現しました。大変濃厚で滑らか他にない味が魅力です。
このとろたまブリュレは、町内の洋菓子店と道の駅ましこの共同で開発したもの。道の駅ましこでレシピを作り、洋菓子店で製造販売されていました。
ところが、その洋菓子店が諸事情でクレームブリュレを作れなくなってしまい、売ることができなくなりました。
大変評判が良く、お客様から復活してほしいという声も多くあり、道の駅ましこが再び自社の加工場で当時のレシピ通りに作り、復活することとなりました。
今では、道の駅ましこの人気商品となり、遠方から買い求めに来るお客様もいるほどです。
日本を代表するパティシエがこだわって取り寄せる益子町の薄羽養鶏場の卵。その濃厚な卵黄をとろたまブリュレでは使っています。
飼育方法にもこだわる薄羽養鶏場では、ニワトリを風通しが良い平飼いの環境で育てています。エサにも注意を払い健康に生育した鶏から産み落とされる卵は、黄身自体が大変濃厚で高品質。その黄身を贅沢に1つ以上使い密度の高い食べ応えのあるブリュレに仕上げています。
全国的に有名な焼き物の産地である栃木県益子町。町内には陶器店や窯元が数多くあり、陶芸の作家や職人も多く住んでいます。特に、益子陶器市は「とちぎのまつり100選」にも選ばれ、春のゴールデンウィークと11月3日前後に年2回開催され、全国各地から、計60万人が訪れます。
そんな焼き物の町なので、焼き物と食品をセットにした商品を開発したいという想いがありました。そこで開発されたのが、とろたまブリュレの器にもなっている釜。峠の釜飯用の釜のミニチュアという事で作られたこの釜、食べ終わった後は小物入れや、植物用の鉢としても利用できます。
また、道の駅ましこではこの釜を使った盆栽が売られていて、大変人気商品となっています。
販売店舗名 | 道の駅ましこ ましこのマルシェ |
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里の物語掲載情報 | /market/09342/19795/ |