旧西尾小学校を滞在交流施設としてリノベーションし、2022年7月に「オーフ 観音下 西尾 (Auberge eaufeu)」がオープンしました。
開設は小松市、運営はスーパープロジェット株式会社により行われています。
豊潤な食文化のもととなるのは、豊かな自然に育まれた観音山の名水。すべての素材における原点とも言える水(eau)と、エネルギーを生み出す火(feu)。地域のシンボルとも言える水に、外からの火を灯すことで、新たな価値とイノベーションを巻き起こしていく。eaufeu(オーフ)という名には、そんな物語と想いをこめています。
レストランは、宿泊客の食事、およびレストランのみの利用の方のランチ・ディナーを提供するスペースとなっています。eaufeu(オーフ)のシェフ糸井章太は、日本最大級の料理人コンペティション「RED U-35」で、史上最年少の当時26歳でグランプリを受賞。今、最も期待される気鋭の料理人。「おいしいや美しいの先にある食の世界をこの土地で表現したいし、自分も見てみたい」と話します。新天地に選んだこの地と向き合いながら、四季折々の旬の食材を厳選し、シェフが自由な発想と感性でお届けするお任せコース。料理を通じて、小松・北陸の自然の恵みを体感してください。
また、敷地に隣接して日本酒造りの酒蔵「農口尚彦研究所」があり、この酒蔵で使う仕込み水を料理のベースとなる出汁やアミューズ(前菜)とペアリングのフレーバーウォーターとしても使用されています。
建物のシルエットや素材はそのままに、ノスタルジックな面影を残しながら、オーベルジュとして再構築。現代アートが混在する即物的な空間は、新しいオーベルジュの世界観を醸し出しています。
客室は全12室(最大36床)、6タイプの客室で構成されています。
エントランスには、宿泊者以外の地域内外の利用者も気軽に立ち寄ることができるカフェがあります。屋上は、観音下石切り場を望むビューが素晴らしいルーフトップテラスとして 、テイクアウト利用者がドリンクを持って上がって利用可能なスペースとなっています。
館内には、サテライトラボ(収容人数16名/キッチン付き)、セミナールーム(収容人数24名)のレンタルスペースがあり、地元小中学生の食育授業や県内大学生の地域学習の場などとして活用されています。