市町村合併前の瑞穂町にあり、バスターミナルにもなっている駅舎は、石州瓦に白と黒のなまこ壁、数寄屋造りの風情のある造り。
地元のお母さん達が丹精込めて作った「田舎寿司」、年間200頭の限定生産「石見(いわみ)和牛」、水と餌にこだわって育てられた「石見(いわみ)ポーク」、地元産の牛乳を使ってひとつひとつ手作りされた「チーズ」などが人気商品です。その他、地酒や山陰のお土産など豊富に揃っています。
併設する「産直市みずほ」では地元で採れた新鮮な野菜や季節ごとの山菜・きのこ、加工品がズラリと並んでいます。山陰と山陽の中間地点で、観光の帰途に野菜やお土産を買込んで帰られる県外のお客様も多いです。
産直市みずほでは、トレーサビリティシステム(生産履歴開示)の導入により、商品ラベルにQRコードがついています。店舗内の端末で読み取ると、肥料や農薬の使用履歴を閲覧することができます。これは、農薬の使用に関して、不適切なものがあればチェックして販売しないように履歴を管理しています。
産直市みずほの店内に入ると、地元の瑞穂音頭や季節の童謡にのせて「よぉ~来ちゃんさった」と農家のおじちゃんの声がする。声の主は、農家のおじちゃんでもあり、産直市みずほの自称アナウンサー 理事長です。その都度、旬な野菜や商品の紹介、野菜作りのアドバイスなどを文章にして、テープに録音しています。時折、店内放送が無いと、お客様から「今日はあのおじちゃんの放送はないの?」「元気なの?」と言われる事もあります。言い間違いもありますが、ご愛嬌ということでお許し下さい。