美深町富岡地区の専業農家、加川かなこさんが自宅前の敷地に令和2年8月にオープンしたばかりの真新しい直売所。ログハウス風の建物は、広さ約14畳とこじんまりとしていますが、自家栽培の新鮮野菜のほか、地元特産のもち米やもち加工品、さらには手芸品まで、品揃えは豊富。店の入口には、冷蔵庫も設置しており、葉物を中心とした朝獲れ野菜が並んでいます。手書きの看板もかわいらしくほっこりとさせてくれます。
店主の加川さんは、家族経営の専業農家として、主にご主人と二人でもち米15haのほか、四季を通じて約40品目の野菜を栽培しています。農場のある富岡地区は、美深町の市街地からは約4㎞、道の駅びふかまでは約5㎞程の場所に位置していますが、当時は、地元美深産の農産物を購入できる店が道の駅しかなかったとのこと。そこで、採れたての美味しい農産物を地元の人たちにも是非味わってもらいたいとの思いから、直売所をオープンしました。
お店の前には田んぼが広がり、黄金色の実を実らせていました。今はまだ、オープンしたばかりの小さな直売所ですが、既に飲食店の営業許可もとっており、今後は、店内で調理した軽食や喫茶メニューも提供できるようテラス席等も整備していきたいとお話しされていました。今後の展開がとても楽しみな直売所です。