「おうみんち」は2008年にJAおうみ冨士が滋賀県守山市に開設した直売所です。「おうみんち」という名前は、JAのマスコットである「おうみん」(メロンをモチーフにした鳥)のお家という意味で、自分のお家のように利用して欲しいという願いが込められています。
直売所の一番人気は特産品のモリヤマメロン。シーズンとなる6月~8月上旬頃は店に特設コーナーを作り、メロン目当てに来る大勢のお客様をお迎えします。このシーズン以外でも、メロンパンやメロンジェラートなど、メロンにちなんだ加工品も沢山あります。「おうみんち」では販売する加工品の原材料も地元産であることにこだわっています。
もう1つの目玉は「なばな」。春には「なばな」の黄色い花を用いた料理の数々がバイキングレストランを彩り、店の周りの菜の花畑と近江富士(三上山)の写真を撮りに来るお客様も後を絶ちません。「なばな」の古漬を特産の笠原しょうがとのぜいたく煮(佃煮)は通年で味わえる人気商品です。
「なばな」は食べてもよし、眺めてもよし、そして染料としてスカーフやネクタイの色付けも出来るそうで、まさに「三方よし」の産物です。
直売所の正面には広大な畑が広がります。約100区画を貸し出す市民農園のほか、「畑の直売所」としてお客様が袋とハサミを店から借りて、店の畑から野菜を収穫する企画も人気です。
畑には「青空フィットネスクラブ」の看板も立っています。これは、年間約20回企画する会員制の「農業者体験」です。店のスタッフや生産者とともに「農業者の仕事」を体験してもらう、「美味しく、勉強になり、身体にも良い」、プログラムです。ここで農業を学び、いつか「おうみんち」に農産物を出してくれる生産者になってもらいたいという店の想いもあります。
「おうみんち」の飲食店にはジェラートコーナーもあります。特産のモリヤマメロンはもちろん、黒豆、大葉、枝豆、ほうれんそう、バターナッツ(かぼちゃ)など、直売所だからできるジェラートばかり。すっかり目移りしてしまいますが、大丈夫。色々試してみたい人には小さめのトリプル(3種を選べる)がお薦め。さらに「ひと口」のおまけサービスもあり、次に食べたい味のスプーンひとさじ予習ができます。