内子町石畳地区にある、築100年の古民家を利用した宿「石畳の宿」。町が建物を所有する、いわゆる「公共の宿」なのですが、その外観は「公共の宿」という言葉のイメージとはかけ離れた重厚な佇まいです。
運営するのは内子町在住の40~60代のお母さん達。料理から宿の管理まで一貫して行っています。
1階に大広間が1部屋、2階に屋根裏部屋を改築したという宿泊部屋が3部屋あります。お風呂は共同の家族風呂が1つ、子供と一緒に入っても充分な広さの湯船があります。
1994年、農家民泊としての営業を開始。リピーターも多い人気の宿です。
1994年、「農家の女性達が活躍する場を作り町おこしにつなげよう」という町の方針のもと、空き家になっていた古民家を移築・改築し、農家民泊としての営業を開始した「石畳の宿」。
山間の集落にありながら、年間約1000人もの人が利用する人気の宿です。人気の理由は、この宿を運営する、地域のお母さん達が作る手料理。山間の地域ならではの“摘み草”の天ぷらや、内子町産の野菜をふんだんに使ったお惣菜、囲炉裏で焼いた川魚など、どれも旅館では決して味わえない“ご馳走”を楽しむことができます。
たとえ宿泊客が1日1人であったとしても手は抜かず、煮しめも、野菜一つひとつ別々に煮て作ります。そのため、食事当番の人は朝から食材調達に調理にと大忙し。決して修行を積んだ板前さんがいる訳ではありませんが、一品一品丁寧に作る郷土の家庭料理は、素朴でありながら味わい深く、素材を活かした上品な味付けで、そのおいしさが評判を呼び多くのリピーターを生んでいます。
料理一つひとつに、地域のお母さん達の「おもてなしの気持ち」が込められています。