朴葉巻きは木曽の名物として人気があります。米粉を練って朴の葉で包んで蒸したお菓子です。風味があり日持ちするため、昔から保存食として食べられてきました。また、月遅れの端午の節句のお供え菓子でもあります。たくさん作って遠く離れた家族や親戚に送ったりしてたいへん喜ばれています。
調理室いっぱいに広がる朴葉のフレッシュな緑と香りは、木曽の季節を「目と鼻で感じる」ひとときです。
すんき漬は、木曽の赤かぶ菜を刻み、昔は貴重だった塩をまったく使わずに植物性乳酸菌で発酵させた、冬限定の漬物。とても酸っぱい味。無塩で乳酸菌や食物繊維たっぷりの奇跡の漬物です。
木曽の風土が生み出す発酵パワーと独特の酸味を体感してみましょう。
毎年3月4月は恒例の味噌づくりの季節となります。昔は、大豆をつぶして、麹・塩を合わせて作る味噌づくりは家族みんなで行う作業でした。体験館では、手づくり味噌の美味しさを伝えています。大豆は長野県産、麹は木曽町産の麹を使用しています。
ふるさと体験館きそふくしまでは、地元の料理名人のお母さんたちの協力のもと、年間を通じて郷土食講習会等を開催しております。
木曽の自然の恵みや知恵を手から手へと伝えることをモットーに、皆様のご参加をスタッフ一同、心よりお待ちしております。