旧黒川小学校は、昭和3年に地元の人々が材木を提供し、建築に協力しててできた木造校舎の学校です。平成9年に閉校となりましたが、その後も「この場所で子供たちにしてあげられることはないか」との想いのもと、2002年、「ふるさと体験館きそふくしま」として町が整備し、運営は地域住民で構成する「NPO法人ふるさと交流木曽」によって行われることとなりました。その後、2022年から体験型ミュージアム「木曽おもちゃ美術館」と施設名称を変更し、木曽福島に残る歴史や文化・郷土料理、農林業等体験を通じて一般の人々や学生に指導伝承し、町の活性化や都市と農村との交流、子供たちの健全育成を目的に各種体験活動を取り組んでいます。
米の粉で練った餅にあんを包み、朴(ほお)の葉で包んだ和菓子。木曽では端午の節句を旧暦にあわせ6月に祝い、チマキに代わる朴葉巻きを食します。朴の葉の香りと上品な甘みは木曽の初夏の風物詩です。ちなみに朴の葉は、殺菌作用があり昔からご飯の保存素材として使われてきました。
木曽のかぶ菜(かぶの茎)を、塩を使わず乳酸菌だけで発酵させた漬物。この地方独特の冬場の漬物で昔から作られており、健康的なスローフードとして注目されています。ちなみに木曽の主な赤かぶとして、開田かぶ(開田地区)、王滝かぶ(王滝地区)、黒瀬かぶ(三岳地区)があります。