旧中津峡小学校を宿泊施設としてリノベーションし、1993年にかたくりの宿がオープンしました。
運営は、2009年よりNPO 法人越後妻有里山協働機構によって行われています。
明治17年(1884年)に、民家で開校された結東校。108年の歴史があるこの学校は、極僻地であったために明治25年(1892年)から以後43年ものあいだ義務教育免除地に指定されていました。その後、昭和7年(1932年)に現在かたくりの宿が建つ場所に校舎が建てられ、義務教育免除地指定解除や分校化などを経て昭和61年(1986年)に休校。平成4年に閉校となりました。翌平成5年(1993年)、ふるさと資源活用事業によって、学校から「かたくりの宿」に姿を変え、現在に至ります。平成13年(2001年)には「21世紀 明日をめざしての集い」を開催するなど、結東校は今もひとが集う場所としてそこに在り続けています。
教室のあった場所を改築し、ゆっくりとおくつろぎいただける和室を7部屋ご用意しています。校長室があった場所はお風呂になりました。体の芯まで温まる温泉です。学校だった頃の面影を残す体育館やグランドはスポーツ、勉強会、音楽会など多目的にご利用いただけます。
縄文時代から人々が住み続けている津南町では、山からは山菜やきのこが採れ、湧水と肥沃な土からは美味しい米や野菜が育ちます。津南町の大地の恵みを十分味わっていただけるよう、心をこめた手作りの料理でおもてなしいたします。豊かな旬の味覚や、この地の地酒をお楽しみください。