アグリの郷・栗東は、直売所、豆腐・パン・惣菜などの加工所、レストランがある道の駅です。商品の9割は地場産物で、環境こだわり米のほか、豆腐製品(栗東産大豆をまるごと使用したまるっぽ豆腐)、パンや惣菜が人気です。
店の掲示物や商品POPはすべて同じ人が朱と黒の筆字で書いたもので統一され、それが店の個性を際立たせています。また、地元の木材や藁など自然素材をふんだんに使用した売り場づくりが、農村らしさを醸し出しています。
人気商品の「割木の巻寿司」と「炭ゴボウ食パン」は、メディアにも頻繁に登場します。特産の薬師ゴボウの甘煮、椎茸、卵焼きを具材とした「割木の巻寿司」(1本・580円)は、予約を入れてから買いにくるお客様も多いそうです。
また、ささがきゴボウが押し花のようにパンの中に拡がる、「炭ゴボウ食パン」も評判の一品です。
さらにとっておきのオンリーワンがこの店にはあります。店のすぐそばを東海道新幹線が走り、通過するドクターイエロー(新幹線点検用の黄色い車両。めったに出会えないので見かけたら幸運を呼ぶとの噂もある)の通過時刻を店に掲示し、「ドクターイエローが見える道の駅」としても知られています。