特産品

一流料理人達も認めた幻の会津地鶏を求めて

約500年前平家の落人によって持ち込まれた会津地鶏、絶滅寸前の危機から復活させた人々

会津地鶏。どれくらいの人がこの名前を知っているでしょうか?まだまだ知名度は高いとも言えない地鶏ですが、今幻の地鶏として注目されています。
約500年前に平家の落人によって持ち込まれ、絶滅寸前まで行きましたが、その後復活。そして、老舗日本料理店やミシュランガイド掲載店、JRクルーズトレイン四季島等に取り扱われるまでになった会津地鶏の魅力についてお伝えします。

奥会津三島町 会津地鶏みしまやの会津地鶏をぜひとも食べてほしい7つの理由

1.地域の色々な人が関わっておいしさを進化させる会津地鶏
2.広いスペースでの平飼い
3.ゆっくり時間をかけた飼育
4.飼育から処理、加工、販売までを一貫
5.季節によって味わいが変わる、季節ごとに旬のある自然に近い飼育
6.手作業で丁寧に処理、加工
7.老舗日本料理店、ミシュランガイド掲載店、JRクルーズトレイン四季島など、一流の料理人達が認めた味

奥会津三島町について

三島町は、福島県の西部にある尾瀬を源流とする只見川沿いの、人口約1,500人の町です。
大変な豪雪地帯で、積雪が2メートルを超えることのある地域でもあります。
昔から「会津桐」の産地で桐ダンスなどの桐製品の工芸も盛んに行われています。その他にも、奥会津組細工をはじめ、木工、陶器、漆器、染め織物などの即売会「ふるさと会津工人まつり」が毎年6月に開催され、全国から多くの人が集まります。
このように伝統工芸が盛んになったのも、冬閉ざされる、豪雪地帯ならではの生活文化からきています。

そもそも地鶏とは

地鶏は、在来種の血を50%以上受け継ぎ、「平飼い」または「放し飼い」で育てられ、その地域に定着した鶏のことを言います。全国で38種類しかおりません。
地鶏の定義は、日本農林規格(JIS)で下記4つがその条件とされています。
1.在来種由来の血統が50%以上で出生証明ができる雛を使っていること。
2.ふ化日から75日間以上飼育していること。
3.ふ化後28日目以降は、平飼いで育てること。平飼いとは、鶏舎または外で鶏が床や地面を自由に動けるようにして飼育すること。
4.ふ化後28日以降は平方メートル当たり10羽以下の環境で飼育していること。
日本で流通している鶏は「若どり」「銘柄鶏」「地鶏」の3つに分かれます。若どりは3か月未満のブロイラーの事。銘柄鶏は、地鶏のような厳密な規定はなく、若どりより飼育方法やエサなどを工夫して差別化したものです。
ちなみに国内出荷比率は、若どり(53%)銘柄鶏(46%)地鶏(1%)となっており、地鶏は大変貴重な鶏です。

会津地鶏ってどんな鶏?

会津地鶏は、約500年前に平家の落人により愛玩用として、会津に持ち込まれました。会津の春を告げる「会津彼岸獅子」の飾り羽に会津地鶏の尾羽が使われていることから昔から地域では身近なものだったと思われます。一時期、羽数が減り絶滅寸前まで行きましたが、昭和62年に発見され、食用の会津地鶏に改良。現在の会津地鶏は在来種由来血液率75%で地鶏の認定を受けています。

こだわりを持ち、会津地鶏を育てて、加工して、売り歩く会津地鶏の伝道師


会津地鶏復活の仕掛人の一人、会津地鶏みしまや代表取締役社長小平和広さんです。小平社長は地元三島町出身、東京農業大学畜産学科を卒業後ふるさとにUターンし、平成16年に「会津地鶏みしまや」を設立。三島町食鳥処理施設の指定管理者となり、養鶏、食鳥処理、販売までも一貫して行っています。つまり全国の養鶏場では珍しい6次産業化を行っているのです。
小平社長は、「一貫体制だから鶏の成長具合がよく分かり、処理するときに肉の状態や脂の乗り具合もわかるので、販売の時に自信につながっています」と自信満々で語ってくれました。

どうして会津地鶏に取り組むこととなったか

まず福島県が県の取組として会津地鶏の本格的な生産に着手し、生産を希望する自治体を募集しました。そこに三島町が手を挙げ、町は食鳥処理場も同時に整備することになります。その際、施設運営に必要な「食鳥処理衛生管理者」の有資格者である小平社長に指定管理の依頼があり、施設の管理をきっかけに、小平社長は会津地鶏の本格的な生産を始めることになりました。

みしまやの会津地鶏をおすすめする理由

広い場所で、長い期間、自然の状態で飼育し、手作業で丁寧に食鳥処理、加工しているので、健康的でとてもおいしい。そのおいしさを一流の料理人が認めてくれ扱ってくれているので、胸を張ってお薦めできます。

1.飼育のこだわり

(1)広い場所で飼育


会津地鶏みしまやでは、1平方メートル当り5羽で飼育しています。地鶏の規定が、1平方メートル当り10羽なので、通常の地鶏の倍の広さです。ちなみにブロイラーは16から20羽。広い場所で体を動かしているので、健康的で引き締まった鶏本来の味を提供しています。

(2)長い飼育期間


地鶏の規定では、75日以上飼育することとなっていますが、会津地鶏みしまやでは110日から140日の間長い時間をかけて飼育しています。ちなみに通常のブロイラーは40日程度。長い時間かけて、じっくりと健康的に飼育しています。

  • 1ヶ月目
  • 2ヶ月目
  • 3ヶ月目
  • 4ヶ月目出荷前

(3)自然に近い状態で飼育。季節ごとに旬のある地鶏


通常鶏舎には、窓はありません。暗い場所で飼育されていることが大変多いです。そうすることで、動きを少なくして、短期間で太らせることができるからです。しかし会津地鶏みしまやの鶏舎は解放鶏舎といい窓があり、風も入れることができるので、季節ごとにより自然のリズムにそった飼育がされています。そのため日が短く寒い冬は脂がのり、日が長く、暑い夏はさっぱりとした肉ができます。これは、人間の季節変化と食の嗜好にも関わっていて、夏はさっぱりしたものを、冬はこってりしたものを欲しがるように、その嗜好にあった肉を提供しています。つまり、みしまやの会津地鶏は季節によって人間の身体にやさしく、美味しいと思う旬の味なのです。また、エサにも一工夫。鶏はもともと、固いものをつつく習性があります。その習性を発揮させ、ストレスをためないように、会津産のリンゴを丸ごとエサに加え、つつくという習性を引き出しています。

2.処理、加工のこだわり 丁寧な手作業で衛生的で歯触りの良い鶏肉を処理、加工

会津地鶏みしまやの食鳥処理場に、入った感想が嫌なにおいがしなくて、とにかく清潔ということ。そして職員が丁寧に処理を手作業でしているということ。
月産約1,300羽の会津地鶏みしまやでは、大規模な機械は使わずに手作業できれいに肉をさばいています。
鶏の処理で一番気を遣うのが腸管の除去。機械だと腸管を傷つけてしまい、内容物が出てきて肉を汚してしまうことがあるとのこと。手作業だと丁寧に処理ができるので、腸管を傷つけることはほとんどないそうです。そして、細い筋なども取り除くことができ、繊細で衛生的な鶏肉を生産することができます。

地域と会津地鶏の関係

三島町では、会津地鶏を町の名物として盛り上げようと、多くの人が関わっています。その中でも目を引くのが、三島町内で会津地鶏を提供している提供している飲食店。人口約1500人の町なので、飲食店自体は多くないのですが、どの店もこだわりの会津地鶏料理を提供しています。
提供店舗は6店舗でメニューは、地鶏ソバ、会津地鶏焼き定食、会津地鶏親子丼、三島産会津地鶏やきとり、三島産会津地鶏ムネ肉バター焼き、会津地鶏生ハム寿司、会津地鶏鍋、会津地鶏モモ肉塩焼き定食、会津地鶏ムネ肉から揚げ定食等々。
こだわりの会津地鶏は町をあげて、様々な食べ方を考案し提供されています。このような取り組みが会津地鶏のおいしさを進化させていると実感しました。
その中で今回は2店舗を紹介。1つ目は、ログハウスどんぐり。2つ目は奥会津のんびり館です。

1.ログハウスどんぐり


ログハウスどんぐりさんは、三島町で初めて会津地鶏を提供したお店。会津地鶏以外にも手打ちのお蕎麦も評判のお店です。


(会津地鶏モモ肉塩焼き定食)
まさに、会津地鶏の本来の味を堪能できる逸品。小平社長もこのメニューが一番のおすすめとのこと。弾力あるぷりぷりとしたモモ肉と味の濃い肉の味が本当においしい、シンプルだけど、大満足の1品。
また、写真の右側にある小鉢はじゅうねん味噌(エゴマ味噌)の風呂吹き大根。エゴマは、ダイエット効果等があるという事で、今たいへん注目の食材ですが、会津では十年長生きするという事で、「じゅうねん」と呼ばれていて、昔から会津で食べられている食材です。このじゅうねん味噌も様々な料理に利用されています。

(会津地鶏ムネ肉から揚げ定食)
から揚げと聞くとモモ肉というイメージがありますが、会津地鶏の場合おすすめは、ムネ肉。理由は、身が引き締まっているので、処理をするときにうまみ成分を含んだドリップが出にくいという事です。普通胸肉は、パサパサしているという事が多いですが、から揚げにすると、肉はしっとりとしていて、肉のうまみがあふれ出します。ぜひしっとりジューシーな会津地鶏胸肉から揚げを食べていただきたいです。


(会津地鶏ソバ)
 会津地鶏で出汁をとり、三島産そば粉の手打ちそばを使用しています。薬味は、辛味ダイコン。会津地鶏の滋味深い味わいが口いっぱいに広がります。

2.奥会津のんびり館


奥会津のんびり館は、商店街にあり、空家を再興した交流施設です。三島町の地域づくりをしている団体等が連携して合同会社「たすき」を設立し、「おもてなしの心」を第一として運営している宿泊施設です。

こちらでは、女将の板橋敦子さんが素敵な笑顔で手迎えてくれ、会津の食材を使った、心も身体も温まる料理を提供してくれます。
①会津地鶏鍋
②会津地鶏ハム寿司
③ゼンマイ
④ヤマウドとニシン煮
⑤ニシンの山椒漬け
⑥会津馬刺し(ニンニクみそをつけていただきます)

地鶏以外にも、ニンニクみそで食べる会津馬刺し。海から遠い会津で伝統的に食べられている身欠きにしんを使った料理。
ちなみに山菜のゼンマイやヤマウドは女将自ら山からとってきたもので、会津の山の幸も味わうことができます。


(会津地鶏鍋)
寒い会津の冬にはぴったりの料理。会津地鶏の出汁をベースとして、具材は、会津地鶏のモモ肉、つみれ、ダイコン、ニンジン、豆腐、エノキなど。ぷりぷりとしたモモ肉そして、出汁のしみ込んだ、つみれは絶品。
(会津地鶏ハム寿司)
新會津伝統美食に選定されている、会津地鶏ハム寿司。絶妙の塩加減と歯ごたえがあり、噛めば噛むほど味が染みだしてくる会津地鶏ハムの味を酢飯が受け止めてくれる、新感覚のお寿司です。

会津地鶏を知り尽くした小平社長が開発した、こだわりのチキンカレー

会津地鶏みしまやに話は戻りますが、小平社長は無類のカレー好き。社長が足繁く通う会津若松市内の会津創作料理の人気店「あいず家」。そこで裏メニューとして限定ランチやまかないで提供されていたのが会津地鶏カレー。それにはまってしまい、とうとうそのグリーンカレーとキーマカレーをベースにレトルトカレーを商品化してしまいました。


こだわったのは辛さと会津地鶏の旨味と食感

グリーンカレーは社長の好みで辛めな味付け。会津地鶏の手羽元が入っており、手羽元は、レトルトの調理法と相性が良く肉が骨からホロホロと簡単にほぐれ上品な歯ごたえとカレーの味が染みこんだ肉のうまみを味わえます。
キーマカレーは、鶏の旨味と辛さの中にもコクと甘みを感じられるカレーです。その秘密は隠し味のゆず味噌と、通常よりも肉を粗挽きにしたこと、そのため柑橘の清涼感、味噌の甘み、そして鶏の旨味も感じることのできる複雑な味わいのカレーに仕上がっています。

ミシュランガイド掲載店や一流の料理人達も認めた会津地鶏みしまやの会津地鶏

やはり、いちばんやっていてよかったと思えるのは、お客様にうまいと言ってもらえることです。この一言のためにやっているといっても過言ではありません。
特にプロの料理人からの評価は、大きな自信となります。
創業した平成16年の時は、生産量は月300羽程度。現在は、月1,300羽まで伸ばしています。
はじめは、営業のため全国のイベント等に行っても、知名度がなくほとんど相手にしてもらえなかったそうです。それでも会津人の粘り強さと実直さで、PR活動を続け、会津地鶏みしまやの地鶏じゃないとだめと言ってくれる店も続々と出てきました。
今では、会津地鶏みしまやの会津地鶏を取り扱うお店は年々増えており、八王子の名店「うかい鳥山」、ミシュランガイド掲載店「らぁ麺やまぐち」、JRの周遊型クルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」など、名店揃いです。
会津地鶏のおいしさを多くの人に伝えたいという思いに、プロの料理人が答え、極上の会津地鶏は、多くの人の「おいしい」を求めて奥会津の地で元気に育っています。

将来の展望

まだまだ、知る人ぞ知る地鶏というイメージなのでもっと有名にして、多くの人に知ってほしいと思っています。
だからと言ってむやみやたらに増産をするのではなく、今の品質を守り、会津地鶏の本来の良さを分かってほしいです。
今は、卸業者や飲食店が中心のB to Bのビジネスですが、直接消費者とやり取りのできるB to Cも模索していきたいです。
そして、一般の人も知っている、本当の意味での「幻の地鶏」を目指したいです。

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商品の詳細

商品名 カレーショップみしまや 辛さ恋しい地鶏カレー4個セット(グリーンカレー2個 キーマカレー2個)
内容量または固形量及び内容送料 200g×4個
アレルギー 乳・小麦
生産地・地域 福島県
配送方法・配送業者 ヤマト運輸
都道府県別配送料一覧(外税)
発送日(目安) 5営業日以内に発送いたします。
保存の方法 常温
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