農業体験

さぁ農業体験をやってみよう!

野菜、子供向け、家族で楽しむ、自然が豊富、山間、郷土料理

なぜ今、都市部に住む人たちを中心に農業体験が注目を集めているのか?

 みなさんは、これまでに農業体験をしたことがありますか?今、都市部に住む人たちを中心に農業体験に対するニーズが高まっています。

 安心・安全で新鮮な食材を求める人、こころや身体のリフレッシュ、ストレス解消をしたい人、観光の一環として参加したい人、就農を考えている人の第一歩としてなど、一口にニーズと言ってもその中身はさまざま。食育を目的としたり小中学校における総合学習で行う農業体験もあれば、最近では、企業が社員研修や福利厚生のプログラムに農業体験を取り入れるといった事例も増えています。

 東京都が実施した平成27年度第2回インターネット都政モニターアンケート調査(テーマ:「東京の農業」)結果では、回答者の57%が「農作業体験をしてみたい」と回答しています。

 なぜ、今、農業体験にこれほど注目が集まっているのでしょうか?全国各地の事例を紹介しながら、農業体験の魅力を探ってみましょう。

  なお、ここで言う農業体験とは、田植えや稲刈り、野菜の収穫といった農作業体験だけを示す狭義のものではなく、農産物の加工体験や生活文化体験、アウトドア・レジャー体験等も含む広い意味での体験の総称です。

どんな農業体験ができるの?農業体験の分類と特徴

 農山漁村地域で体験することができる農業体験にはさまざまな種類があります。地域の風土や気候により作ることのできる農作物は違ってきますし、地理的環境や気象条件によってもいろいろです。ここでは、体験内容に基づいて下記の6つに類型化してみました。

1.農作業体験

 田植えや稲刈り、野菜の植付け・収穫、果樹の栽培(摘果や剪定)や収穫、乳搾りや家畜の餌やりなどの酪農体験、花やハーブの栽培等々、文字通り農家の方の生業(なりわい)を体験するものです。のちほど紹介する林業体験、漁業体験とあわせて、普段は見ることのできない農林水産物の生産現場を目の当たりにし、身を持って体験することで、食や農林水産業に対する関心や理解が深まるとともに、生産者への感謝や食料を大切にする気持ちが育まれるという観点からも重要なものであり、食育基本法に位置づけられるなど、国(農林水産省)として農林漁業体験を普及・推進しています。

2.農産物加工体験

 農作物を原料として加工食品を作る体験です。味噌づくりやこんにゃくづくり、そば打ち、もちつき、豆腐づくり、ジャムづくり、バターやソーセージなどの乳製品加工など多くの地域でたくさんの種類の体験が行われています。日頃食卓やスーパーなどで目にしたり口にしている食材が、何からできていて、どのように作られているのか、意外と知らない方も多いのではないでしょうか?かく言う私も、コンニャクの原料がイモだったことは、28歳になって初めて知りました(汗)。それまでは海産物だと思っていました。これ実話です。

3.林業体験

 山林の下草刈りや枝打ち、植林・植樹、しいたけの駒打ち、山菜・きのこ刈りなどです。

 林業体験は、食や農林水産業に対する理解の促進という目的に加えて、環境保全や自然との共生を目的に行われることも多く、NPO等によるボランティア活動として取り組まれていることが多いことが特徴です。

4.漁業体験

 地曳網やカゴ網漁、刺し網漁、海釣りや干物づくりなど、漁師さんの生業を体験できます。

 それまで魚が苦手で食べられなかった子どもたちが、漁業体験を行った後は好んで魚を食べるようになったというエピソードをよく耳にします。やはり獲れたばかりのホンモノの味は、やはり格別なのかも知れませんね。

5.生活文化体験

 農山漁村の暮らしそのものを体験するほか、昔から地域で使われてきた道具や生活必需品などを作る体験です。稲刈り後のわらを有効活用したわら細工や竹細工、藍染めや草木染め等の染め物体験、炭焼き、和紙づくり、陶芸、伝統芸能の観賞などがあります。

6.アウトドア・レジャー体験

 トレッキングや森林散策、カヌーやシュノーケリング、乗馬、釣り、野鳥や星空観察など、豊かな自然と緑に囲まれた環境の中で、身体を動かしたり、スポーツをしたり、五感を研ぎ澄ますことのできる体験です。都会の喧噪をしばし忘れ、ゆっくりのんびりできることもあり、特に家族連れに人気のある体験です。

グリーン・ツーリズムインストラクターとは

今見てきたような各種体験を指導してくれる方をインストラクターと呼んでいます。インストラクターとは、「工業技術、スポーツなどの分野において様々な指導を行う立場のもの」(ウィキペディアより)ですが、農業体験活動においては、一部の特定の体験活動、例えばスポーツ活動等を除くと、国家資格や都道府県の認定等が必要となるものではありません。

 しかしながら、体験希望者への指導に際して、そば打ちや豆腐づくりのように一定の経験やスキルを持ったインストラクターが必要となる場合もあります。そんな場合は、その道の達人、知識や技能を保持している地元の高齢者を「〇〇名人」などと呼んでインストラクターとなってもらう事例も多く見られます。

 グリーン・ツーリズムを推進するためには、農山漁村を訪れる都市住民に対して、地域案内や体験指導等を通じて地域の魅力を伝え、地域に対する関心・愛着を持ってもらうことが重要です。そのためには地域の広告塔としての役割を担う人材が必要不可欠となります。

 そこで、まちむら交流きこうでは、平成10年からこのような人材、グリーン・ツーリズムインストラクターを育成する研修会を実施しており、これまで全国各地から3,200名を超える方々に受講いただいています。

 グリーン・ツーリズムインストラクターの特長を一言で表せば、地元を愛し、地元を知り尽くし、地元のすばらしい地域資源(ひと・もの・こころ)をあますことなく紹介でき、地元の地域資源を活用した体験を提供できる人のことです。さらには、体験活動中の安全対策や緊急時の対応にも精通しているため、安心して体験に参加できるということもグリーン・ツーリズムインストラクターの大きな特長と言えます。

 さあ、みなさんも全国のグリーン・ツーリズムインストラクターに会いに出かけませんか?きっと忘れられない思い出ができるはず。

まちむら交流きこう認定のグリーン・ツーリズムインストラクターの皆さん

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